日本バイオ炭コンソーシアム
研究員コラム① 岸本文紅先生
台湾で開催されたFFTC2023「低炭素農業ワークショップ」に参加して
台湾で開催されたFFTC2023「低炭素農業ワークショップ」に参加して
日本バイオ炭研究センター客員研究員 岸本文紅
(農研機構 農業環境研究部門 上級研究員)
2023.10.23
2023年10月17-18日、台中で開催された2023 TARI-TLRI-TNDARES -NARO-FFTC Workshop on “Developing Low Carbon Farming for Smallholders in Asian and Pacific Region: Options, Mitigation Potential, and Challenges”に参加しました。コロナ禍以降3年ぶりに実際の会場で行われた海外国際ワークショップへの参加は、対面での交流の重要性を再認識しました。
FFTCはアジア太平洋食糧肥料技術センター(Food and Fertilizer Technology Center for the Asian and Pacific Region)の略称で、1970年に台湾の台北に設立された国際機関です。この機関はアジア・太平洋地域を対象に、研究機関の成果を収集し、小規模農家の生産や収入向上に役立つ技術情報を提供しています。
今回のワークショップは、アジア太平洋地域の小規模農家向けの低炭素農業に焦点を当てています。10か国から合計17人の講演者が参加し、オンラインおよび現地で約170人の参加者が集まりました。私はセクション4で、日本におけるバイオ炭プロジェクト「クルベジ」のビジネスモデルを紹介し、その発展として「オープン・エコブランディング・コンセプト」を提案しました。この提案には多くの関心が寄せられました。また、このコンセプトに関する日本語の資料はオンラインで公開されています。詳細はこちらをご覧ください:「オープン・エコブランディング・スターターキット総論編」
2023 TARI-TLRI-TNDARES -NARO-FFTC Workshopの資料
https://1drv.ms/f/s!Al76O1jC9W5cgoFBgGoGgfv1kjMHHQ?e=DahwVw
2023 TARI-TLRI-TNDARES -NARO-FFTC Workshopの動画
https://1drv.ms/f/s!Al76O1jC9W5cgokGgFEBEkWiVv259w?e=DVyzrN
【会場の様子】