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海外バイオ炭関連ニュース(3月下旬)

バイオ炭関連ニュース Quantum Carbon Dailyより

海外バイオ炭関連ニュース(3月下旬)

Quantum Carbon Daily(Quantum Commodity Intelligence in London)ニュースから、バイオ炭に関する記事を抜粋・要約してお届けします。

出典:Quntum Carbon Daily(Quantum Commodity Intelligence in London)

(記事詳細は有料)

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■Finnish concrete firm launches first lower-CO2 carbon-cured product 3月21日付

フィンランドのコンクリート会社、初の低CO2カーボンキュア製品を発売

フィンランドのコンクリート製品メーカー、Carbonaide社が、二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減するカーボンキュア技術を用いた初の市販製品を発売した。Carbonaide社のプロセスでは、コンクリート製造におけるセメント使用量を削減すると同時に、炭素を隔離する。Carbonaide社は、「従来のコンクリートと同等かそれ以下の価格レベルで、カーボンキュア技術を用いたコンクリートの販売を目指している」と付け加えた。

 

■European biochar capacity to grow 53% this year: report 3月21日付

欧州のバイオ炭生産能力は2024年に53%増加(報告書)

欧州バイオ炭イニシアティブ(EBI)コンソーシアムによると、欧州のバイオ炭生産能力は、二酸化炭素除去への強い関心に後押しされた投資の増加により、今年50%以上増加し、11万5000トンに達する見込みであるとの報告書が発表された。

この調査結果は、本日発表された欧州バイオ炭市場レポート2023/2024に掲載されている。

The European Biochar Industry Consortium (EBI)

 

■Lack of SBTi approval a clear drag on credit buying: survey 3月23日付

SBTi承認の欠如がクレジット購入の足かせであることが明らかに(調査報告)

ボランタリーカーボン市場(VCM)からクレジットを購入する企業は、SBTi(Science Based Targets Initiative)などの基準設定機関が、企業の炭素削減目標のためのオフセット利用を認め、明確なガイダンスを提供すれば、ほぼ10%のクレジットの需要増が見込まれることが、企業の意識調査で明らかになった。

We Mean Business Coalition、商品取引所ICE、コンサルタントのBainなどによる共同報告書は、2023年後半に約190社の企業を対象に、オフセットに関する見解や意思決定の主な要因について意見を聴取した。

「SBTiのような基準設定機関による目標設定と達成におけるカーボン・クレジットの認知は、回答者が年間VCMへの支出を平均9%加速させることを促すだろう(変化がない場合は1%減少となる調査結果と比較して)」と、報告書は述べている

報告書:Accelerating Corporate Climate Finance through Carbon Markets


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