バイオ炭のJ-クレジットが認証されました

第58回J-クレジット認証委員会（2024年1月26日開催）で、バイオ炭農地施用方法論AG-004（プログラム型）としていくつかの事業が登録・認証されました。同認証委員会のWebサイトは以下です。

https://japancredit.go.jp/authentication_committee/data/summary_58.pdf

一般社団法人日本クルベジ協会の事業は第2回目で、737 t-CO2が認証されました。同協会は第1回目の認証（2022年6月）において247 t-CO2を認証されていましたが、今回はプログラムに参加する農業法人等が増えて認証量が倍増しました。これで同協会は合計984t-CO2を隔離・貯留したことになります。また、同認証委員会では、バイオ炭農地施用（プログラム型）で新しく以下の2事業者がJ-クレジットに登録されました。

1．株式会社未来創造部　　　

　https://mirai-sozo.work/

2．エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

　https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2022/0825_2.html

以前に、第55回J-クレジット認証委員会（2023年9月5日）では、株式会社TOWINGがJ-クレジットに登録されています。したがって、バイオ炭農地施用方法論AG-004において、これまで登録されたのが3社、モニタリング検証を受けて認証まで至ったのが1社となりました。徐々にですが、国内でもバイオ炭クレジットの活用を目指す機運が形成されつつあると言えます。（文責：沖森泰行）