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日本バイオ炭コンソーシアム
「岩手県バイオ炭活用協議会」が発足
岩手県でバイオ炭の利用を促す協議会の設立総会が開催されました。
2024年9月10日、「岩手県バイオ炭活用協議会」の設立総会が開催されました。
この協議会の構成メンバーには、北岩手地域でバイオ炭を製炭する有限会社谷地林業、バイオ炭と牛糞を混ぜた堆肥を製造する有限会社キロサ肉畜生産センター、バイオ炭を農地に施用する株式会社アンドファーム、そして岩手県の地域デザイン商社manordaいわて株式会社の4つの民間企業、岩手県、そして、立命館大学日本バイオ炭研究センター、東京大学未来ビジョン研究センターのふたつの大学が初期メンバーとして入っています。
地域の未利用バイオマスを炭化し、バイオ炭を活用した地域づくりを行っていくには、バイオ炭の製炭、バイオ炭の農地への施用、バイオ炭を入れた農地で栽培した農作物の小売、カーボンクレジットの販売/購入と、複数のプレーヤーが関与し、それぞれのプレーヤーが事業によって利益を出し、さらにこの事業が企業や地域の未来につながっていくことが目標とされます。岩手県でもその目標に向かい、動き始めました。設立総会では、バイオ炭施用の効果がある農作物は何か、バイオ炭クレジットの販売のターゲットを誰にするのか、地域で作ったクレジットをどのような見せ方で販売していくのか、バイオ炭を施用した農地で作った農作物にどう付加価値をつけるか、など関係者の意気込み、熱意を感じることができる議論が展開されました。
翌9月11日には、キロサ肉畜生産センターで牛糞とバイオ炭の混合堆肥の製造の現場と、アンドファームでバイオ炭を施用した長いもの圃場を視察しました。
ぜひともこのプロジェクトが地域の未来につながるよう、そして関心を持って参加するプレーヤーが今後も増えていくよう、日本バイオ炭研究センターとしても伴走させていただきます。
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